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zoom RSS 多くの気づきがあった修験道修行体験(2014/10/4)

<<   作成日時 : 2014/10/05 22:57   >>

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昨日は、以前から切望していた修験道の体験修行へ参加させて頂いた。

お世話になったのは、真言宗醍醐派 別格本山 塩船観音寺。当山派の修験道である。
(因みに、天台宗系修験道は本山派という)

こちらは境内にある約二万本ものツツジが有名で、春に豪華絢爛な花の美しさを見せてくれる。他に初夏の紫陽花、山百合、秋の曼珠沙華、菜の花が見どころ。まさしく花と歴史の寺である。

http://www4.ocn.ne.jp/~kannonji/index.html

(※ 画像は先月の参拝時に撮影したもの。当然ですが、修行中は写真撮影してる余裕など無いので・・・・)

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さて山伏修行体験当日は、朝8:30集合なので、自宅を5:30に出発した。外はまだ若干薄暗い。
この夜明け前の幽かな暗さは、俗世間から意識のスイッチを切り替える準備に最適である。夜が明けてくるにつれて気分が高揚しつつ、身が引き締まる。

お寺の境内に到着すると、他の参加者はまだ誰も来ておらず、一番のりだった。受付時間まで少しあるので、
境内で気功をしたり神仏に本日の修行成就を祈願したりして時を待った。

受付後に、上下とも白衣に着替えてから普門閣に参加者全員集合した。
今回ご指導頂くのは5名の修験者先達。本日の大まかな予定、諸注意事項について説明があった。

そして念珠の作法(掛け方、持ち方等)、修行中の歩き方そして印の作法など、初めて接する内容が多く、目から
鱗のことばかり。(ネット上の表面的な情報をどれだけ収集してみても、所詮、核心には到達できず。実際にその世界に飛び込んで体験してみないと永久に解らないことが多いと痛感した)

本日の修験道体験講座は、次の四つの修行を柱として、実際の初心修行僧が行うのと同じ内容の行をいくつか
体験するカリキュラムになっている。

・礼拝修行、諸堂巡拝修行、食作法(じきさほう)体験、千誦修行


最初に私達が向かったのは、本堂。室町時代に建立された非常に歴史のあるお堂で、国の重要文化財に指定
されている。お堂の中に全員入り、本日の修行が無魔成満するよう修法を執り行って頂き、さらに山主様より
よく修行に励むようお言葉を頂戴した。

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礼拝修行のため、境内の明王院不動堂へ向かった。ご本尊としてお祀りしている不動明王へ礼拝する行で、
普礼真言「オン サラバ タタギャタ ハンナマンナ ノゥ キャロミ」を唱えながら、五体投地108回を繰り返す修行。

身体では五体投地、口では真言、そして意識では不動明王のお姿を観念しつつ実践した。参加者の中には腰痛
のある方やご年配の方もいらしたが、全員無事に終えられた。

私は両膝が赤く擦り切れてしまい、想像していたよりハードに感じたが、正式な五体投地の作法を学べたことが
何より嬉しく、神仏へ礼拝するとはこういうことなんだ!と理解できて感激したのだった。


明王堂を後にし、全員最初の集合場所である普門閣へ戻った。席には一人分ずつ、食作法用のご飯(一口大)とお箸が設置されていた。(※私たちが食べる昼食は、別途各自用意しなければならない)

厳粛に一通りの作法を終えた後、ご飯はすべて境内の池に流して施し供養した。そして池からの帰り道は、
決して来た道と同じところを通らぬように、との先達からの指示が妙に心に残った・・・・。


暫しの休憩の後、次は諸堂巡拝修行である。先達を頭に一列となり、「懺悔、懺悔、六根清浄」と下腹から精一杯声を出して山念仏を唱える。気力が満ちてくるようだ。
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念仏というよりもまるで唄の如く「さーんげ、さんげぇ ろっこんしょーじょっ」と節まわしが何とも言えず
心地よいのであった。小丘となっている境内には、所々にお堂があり、般若心経、真言を全員で唱えた。

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丘の頂に建つ塩船平和観音立像のところに到着。ここからは境内全体が一望でき、眺めが素晴らしい。
ここでも般若心経、真言を唱えた。

そして、先達がある方角を指してこう仰った。「あちらの方角には、先日噴火した御嶽山があります。今から皆で
御嶽山の神を鎮め、そしてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしましょう」

予想しなかった事に驚き、私は何だか胸が熱くなった・・・。全員で御嶽山の方を向いて遥拝した。

御嶽山の神様の御名とお亡くなりになられた方への光明真言を心から唱えさせて頂いたのであった。


一旦、普門閣へ戻り次の行である千誦修行について先達から説明の後、行場である本堂へ向かった。

身支度を整え、先達を頭に一列となりすすむ。最初に教わった歩き方の作法と印の結び方は身に付いていた。

本堂に入り、ご本尊の前で横並びに座る。先ずは瞑想行が始まった。右足を左腿に乗せる半跏趺坐で。
目は半眼にする。体の中の邪気を喉を開いて吐き切り、鼻から清浄な空気が入ってくるイメージで呼吸する。
心が落ち着いてきたら鼻呼吸のままで・・・・という先達からのご指導があった。

私の股関節が固いのと、片膝が床から浮いてしまって身体が今一つ安定せず、無駄な力が入ってしまう。
正直この姿勢がキツク、なかなか普段のように変性意識に落とし込めなかった・・・・・。

言い訳させて頂くと私が日頃慣れているやり方(気功での立禅、尻に坐蒲を敷いての瞑想)とは異なっており、
全身に変な力が入ってしまい、脱力が困難になったのである。

後日改めて回想すると「長時間の瞑想に耐えうるだけの肉体作りは極めて重要」のフレーズが何度も何度も浮かぶ・・・・・きちんと整備された環境でしか瞑想行をしていない人間と、ゴツゴツした岩場だろうと、荒野だろうと、どんな環境にも左右されずに瞑想行を続けられる人間とでは、天と地ほどの開きがあるのだろうと思う。

お蔭さまというべきか、肉体から発せられる苦痛ばかりに意識が向いていたので、他の雑念など殆ど浮かんで
来なかったのは幸いである。

そしていよいよ千誦修行の開始である。修法次第の通りに読経、真言と続き、不動明王慈救呪の段になり、延々とマントラを繰り返す。今度は正坐なので、マントラそのものに意識を集中できた。先達全員の鳴らす太鼓
の音と錫杖の音が独特のリズムを作り、どんどん変性意識状態へ。そして要所要所で鳴らされる法螺貝の音が
よいアクセントとなっている。

時間が経つのも忘れて没頭していた。まだまだ行けそうな気がした・・・・・

無事に千誦修行を終え、全員で普門閣へ戻った。最後に山主様から労いのお言葉と、参加者一人一人に
修了証(成満証)を授与された。この上ない達成感そして満ち足りた気分だった。

この修行体験を通して学んだこと、気づいたこと等を実社会で活かしてくださいとのお言葉。成程、修験道は
山の修行と里での修行の両方とも重要視している。今後の課題が色々見えてきた気がする。


山主様からの自宅に帰るまでが修行、気を抜かないようお話があったことを思い出しながら、気を引き締めて
帰途についたのであった。

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2014/10/19 23:36

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
神仏分離令に反し、神仏習合を実践していたのですね、塩船観音。だいぶ前ですが、参拝したことあります。つつじで有名なところだと記憶があります。

真言宗の名刹には稲荷社が祀られております。
空海と関係が深いようです。
昔、京都の教王護国寺(東寺)と伏見稲荷大社は大変深い縁があったようです。(現在は不明)
マインドウェーブ
2014/10/06 08:48
マインドウェーブさん
コメントありがとうございます。境内社の稲荷神社は凛とした波動を感じます。真面目に修行する全ての者をご加護してくださっているように感じました。
神秘行者
2014/10/06 22:03
今晩は修験道体験されたんですね。
素晴らしいです。

また、お話しお聞かせください。
あき3♂
2014/10/09 20:16
あき3♂さん
コメントありがとうございます。今度の気功教室でお会いした際にでも、お話しいたしますね。
神秘行者
2014/10/09 22:24

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