稲荷山のお塚信仰に思う・・・完結

前回からのつづき

山頂の一ノ峰からの下りも美しい朱色の鳥居の中をくぐります。ふと山林を見渡すと、彼方此方にボキッと真中から折れ曲がってしまった木々が散見されました。登りではあまり気付かなかったのですが、昨夜の台風被害の酷さを物語っています。
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暫く参道を下ると、春繁社が見えてきます。こちらでは春繁大神が祀られています。ご挨拶だけして先を急ぎました。
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御劔社(長者社神蹟)に到着です。こちらのご神蹟は御劔大神が祀られています。古代から神祀りされていたらしく、山上古図には釼石(雷石)と記されているそうです。どことなく重厚で力の強い御神氣を感じました。
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次に到着したのは、薬力社です。こちらには薬力大神が祀られています。無病息災、薬効、薬害防止、安産、医学技術向上、健康長寿、家内安全、商売繁盛(薬関係の職業、薬局、製薬会社等)の御利益があり、人気の社となっております。そしてたくさんの草鞋が奉納されています。これは「ねがいかけ草鞋」と云って、奉納することで、腰痛・身体健康・病気平癒・旅行安全を祈願したそうです。
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薬力社には、瀧行場があります。稲荷山に数カ所ある行場のうち、最奥の瀧行場です。今回私は、瀧行はいたしませんでしたが、瀧行希望者は事前に伏見稲荷大社で受付が必要です!
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しばらく下ると、御膳谷奉拝所です。ここは稲荷山の三ヶ峰(一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰)の北背後にあたり、往古は神饗殿(みあえどの)と御竈殿(みかまどの)があって三ヶ峰に、神供をした所と伝えられています。そして毎年1月5日「大山祭 山上の儀」が斎行される聖地でもあるのです。祈祷殿には台風の影響で吹き飛んできた枝葉がたくさん積もっていました。神社関係者が懸命に掃除をなさっていましたので、邪魔にならぬよう参拝しました。
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ここ御膳谷の境内地にも多くのお塚群があります。そしてご眷属も多数おられました。
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お塚群の中でも一際御神氣を強く感じたのは、力松社(力松大神をお祀りしています)と奥村社(奥村大神をお祀りしています)です。お塚を造った方々が感応された神々なので、私にはどの様な神様なのかは皆目見当がつきませんが、強い力のある神々だということは感じました。
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下の写真のように神馬像も奉納されていました。
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本来ならここ御膳谷から北へ200mほど道を下ると清滝があるのですが、台風の影響で山道は通行止めになっていました。残念ですが四ツ辻方面へ下ります。今度は眼力社に到着しました。古くから「眼力さん」と親しまれていて、眼力大神と石宮大神が祀られています。眼病平癒だけでなく、先見の明や眼力を授かるという御利益があるとのこと。私はここで初めて個人的な祈願を致しました。
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手水舎のお狐像は大変躍動感があって楽しくなります。
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眼力社を後にし、次は大杉社へ。こちらには大杉大神と磐根大神が祀られています。杉の大木に神が降臨されて祀られ始めたそうです。建築業関係の方がよく参拝されているとのこと。私はご挨拶だけにしました。
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それからはもう既に空腹と脱水と疲労でフラフラになっていたので、四ツ辻から三ツ辻まで一気に駆け下りました。三叉路の三ツ辻からは、登りとは全く異なるルートで下山。朱の鳥居が全く無い山道もあり、迷いながらもどうにか本殿まで戻って来ました。
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この度の稲荷山登拝行では、闇部も知ることができました。参拝が久しく途絶えてしまい、神々が去ってしまったお塚の末路を見てしまいました・・・。。

定期的な参拝があって大切にされているお塚の神々は、その強大なパワーを維持されているのですが、参拝者が途絶えてしまうと、途端に寂れてきてしまいます。最悪荒れ果てて形が崩れてしまったお塚も見られ、ご神氣がまるで感じられません。信仰の意味を改めて考えさせられました。

よくある話ですが、屋敷稲荷を勧請してお祀りしている間は、その家が大いに栄えます。しかし家主が代替わりして祀らなくなってしまうと家は傾き始め、揚句にはきちんとした祭祀を行わずに、取り潰してしまったが為に起こるトラブル(障り)は現代でもよく耳にします。

お塚信仰を代々継続させて行くことの難しさ、考えさせられました・・・。


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